2011年 12月 21日
Collection d’anges … / Manger à la cantine !
娘の名前に因んで少しずつ増えていく家の "天使" のコレクション ...
特に毎年クリスマスシーズンのこの時期には可愛いものがいろいろ出揃うのでついつい集めてしまうわけで、今年もたくさん見つけた中から厳選したのは二つ、ろうそく立てと木彫りの羽 ...
さて、先日のこと ...
娘が幼稚園に上がって以来これまで週に4回食べてきた給食を、母親の私も体験してみませんか ? とのお誘いを受け、 近所の小学校まで食べにバスで移動する子供たちと一緒に行ってみると ...
中華、トルコと共に世界三大料理と称されるフレンチのはずが、これが美食の国フランスの食育の実態 ! ? がっかりしたというか大きなカルチャーショック !!味云々ではなく、この育ち盛りに、品目が少なくしかもバランスが悪い ! ! そして、さすが個人主義のお国柄。フランスらしくコース仕立てになっていて、一品ずつ一人一人に「欲しい?欲しくない?」と聞いて回り、「ノン、いらない。」と答えた子にはサーヴせず通り過ぎてしまう!こんなに小さい時から子供たちの好き嫌いを尊重し過ぎ ヨ!!これだからフランスには、大人になっても好きな物しか食べない人が多いんだ!ガッテン!
前菜はホワイトソースをクレープ生地で包んだもの ( ハムもマッシュルームも野菜も何にも入っていない、驚 ) 、
メインはプレーン オムレツ ( これまた具なし、驚 ) にかぼちゃのピュレ、
その後はカマンベールチーズ、バナナ一本でおしまい ( なの? ? ) ...
え ? ? これじゃあ粉と卵と乳製品しかない ! ? クレープもホワイトソースもオムレツもピュレも材料が思いっきりダブっている! ! 栄養士さんは居ないのかしら ? ?
これで、フランスのTVで流れる "一日に ( 一食にではなく ! ) 野菜とフルーツを合わせて5種類食べよう !" の訳がわかったような ...
子供の食事を語る時に、"一日30品目"、"目にも口にも美味しいママの手作り弁当" がまず思い浮かぶ日本とは大違い ... 確かにフランスでは家庭の食事でも、朝からお魚に小皿が何品も並ぶ日本とは違って、朝は牛乳 + バターやジャムを塗ったフランスパンのみ、お昼と夜は前菜 --> メイン+付け合せの野菜 --> チーズ --> ヨーグルトなどのデザートがあれば良い方で、子供は具のないパスタにおろしチーズをかけたものだけという光景をよそのお宅で何度も見ました ...
と言っても、こんな食生活でも何を隠そう、フランスは日本に次ぐ世界第2位の長寿国 ! 両極端とも思える日本とフランスのどちらも世界に誇る「 長寿大国 」! ? これこそフレンチパラドックス ? ? 大人になってからの赤ワインが良いのかしら ? ? などと本気で思わされる一件でした ...
ところで、都会のパリではどんな給食なのでしょう ? ? パリで子育て中の方、どなたか教えて下さーい ! !
by ebizo-ichi | 2011-12-21 04:36 | あ・ら・めぞん